お口の健康のキホン!正しい歯磨きの方法


1日に3回歯磨きをするとしたとき、1年だと約千回歯磨きをすることになります。10年だと約1万回にもなりますね。それだけ歯磨きをしても、虫歯や歯周病になってしまうのは、磨き方に問題があるのかもしれません。

 

今回はお口の健康のキホン!でもある、正しい歯磨きの方法についてまとめてみました。これを読めば、これからの歯磨きに対する意識が変わるかもしれません。

歯ブラシの選び方

なぜ歯ブラシ選びが重要なのか?

ドラッグストアに行くと、1本数十円の歯ブラシが売られていることがあります。ついつい「安いの売ってる、ラッキー」と思って買いだめしたくなりますが、安いからといって安易にその歯ブラシを選んでしまうのはちょっと早計すぎます。

 

自分の口に合わない歯ブラシを選んでしまうと、磨き残しができて虫歯になりやすくなったり、プラークを落とすことができずに歯周病になってしまったりします。

 

また硬すぎる歯ブラシで歯をゴシゴシ磨いてしまうと、歯茎を傷めてしまいますし、長期間に渡れば歯のエナメル質が傷ついて知覚過敏を引き起こす原因となってしまうのです。

失敗しない歯ブラシの選び方〜虫歯予防編〜

磨き残しとプラークを防ぐ歯ブラシ選びが重要です。

 

毛の硬さ…普通がベスト。硬すぎるものは歯茎や歯のエナメル質を落とす。柔らかすぎるものはプラークをしっかりと落とすことができない。
ヘッドの大きさ…小さめがベスト。大きいものだと奥歯の奥まで届かず、虫歯や歯周病の原因になってしまう。
*毛先…まっすぐなものがベスト。ギザギザ型などは歯と歯の間にうまく入り込めず、磨き残しの原因となる。

歯周病改善にも役立つ!失敗しない歯ブラシの選び方

歯周病になってしまった人は、歯と歯茎の間に歯周ポケットができてしまっている状態です。
そのため、歯茎を傷めずにプラークを取る歯ブラシ選びが重要です。

 

毛の硬さ…柔らかめがベスト。歯茎から出血していたり、歯の根っこが出て染みたりする場合は刺激の少ない歯ブラシにする。
毛先…細目がベスト。歯周ポケットが広くなって歯垢が溜まりやすい状態なので、プラークまできちんと届くものがよい。
虫歯予防、歯周病改善、どちらの場合も、素材はナイロン製がオススメです。

また少し値は張りますが、歯磨きがあまり上手ではないというタイプの人は、音波ブラシや超音波ブラシなどプラークを除去できるタイプの電動ブラシを使ってみるのも手です。

【歯周病について解説した、こちらの記事もどうぞ】

歯周病の恐ろしさ

歯ブラシの持ち方

ペングリップ

ペングリップとは、その名の通りペンのように歯ブラシを持つ方法です。この持ち方は余計な力を入れずに済むので、ついつい力を入れすぎてしまう人におすすめです。
1、2週間で歯ブラシの毛先が開いてしまう人や、力を入れすぎて歯茎から血が出てしまう人は、この方法を用いるとよいでしょう。

パームグリップ

パームグリップとは、手のひら全部で歯ブラシを持つ方法です。ペングリップとは逆に力を入れやすいので、力の弱いお年寄りやお子さんなど力の弱い方にオススメです。

 

ただ、細かい動きには向いていないため、磨く場所によってペングリップとパームグリップを使い分けてみるとよいですね。

歯と歯茎をキレイにするブラッシングの方法

部位別ブラッシング方法

歯は一本一本形が違うので、それぞれの歯に合わせた磨き方をマスターしましょう。
奥歯の噛み合わせ面…一本ずつ、歯ブラシを小さく動かして丁寧に磨く。
奥歯の裏側…ブラシを斜めにして小さく動かす。利き手側に磨き残しが多くなるので注意する。
歯の表面…歯茎が健康な人は歯ブラシを直角に当てる。歯茎が弱っている人は斜め45度で当てる。
前歯の裏側…歯石がつきやすい場所なので、ブラシの角の部分を使う。

時間を無駄にしない歯ブラシの動かし方

歯ブラシを歯に当てるときについついやってしまいがちなのが、力を入れてしまうことです。一見しっかり汚れが落ちそうですが、毛先がきちんと歯に当たらないどころか、歯や歯茎を傷めつけるという本末転倒な結果になってしまいます。

 

毛先が広がらない程度の軽い力で、5〜10mmを目安に小刻みに、なるべく1本ずつ磨くようにするとよいですね。

まとめ

歯磨きの方法のキホンについてまとめてみました。

 

ただやみくもに磨くのと、汚れやプラークを意識しながら磨くのでは、長い目で見ると雲泥の差になってしまいます。
いつまでも自分の歯で美味しくご飯を食べたり、楽しく会話をしたりするためにも、毎日自分でできる小さなことから意識してみるようにしましょう。