歯に良い習慣・悪い習慣とは?

ランニングする女性

8020運動という言葉をご存知ですか?

 

20本の歯を保つことができれば、食生活にほぼ満足できるということで、生涯自分の歯で食事を楽しむために歯を大切にしましょうという、厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている運動です。

 

そのためにも今までよりもちょっとだけ知識を蓄えることができれば、8020により近づくことができます。
今回は知っておいて損はない、歯に良い習慣・悪い習慣についてまとめてみました。

そもそも歯って何?どんな構造なの?

どうして人間の体には歯が必要なのか?

そもそもどうして人間の体には歯があるのでしょうか?「そんなの、食べるためでしょう」もちろんそれもありますが、食物の消化を助けるだけが歯の役割ではありません。

 

実は、発音を助ける、表情を作る、咀嚼によって脳に刺激を与える、カラダの姿勢やバランスを保つなど、歯には様々な役割があるのです。

歯の構造について

歯は歯茎から上に出ている歯冠(しかん)と、歯茎に埋まっている歯根(しこん)の二つの部位に分けられます。

 

また歯そのものは以下の組織から成り立っています。

 

エナメル質…歯の表面部のこと。人体で最も硬い組織とされ、歯の神経を守る役割がある。
象牙質(ぞうげしつ)…エナメル質の内側にある組織で歯の大部分を占める。柔らかい組織なので、虫歯がここまで進むと進行が速い。
歯髄(しずい)…歯の中心部。中にはリンパ管、血管、神経線維などがあり、虫歯がここまでくると歯の痛みをかなり感じるようになる。一般的に歯の神経を抜くとなったら、歯髄を取り除くことを言う。
歯肉…一般的に歯茎と呼ばれる場所。
歯槽骨…歯を支えている顎の骨。歯周病が進行するとやがてこの歯槽骨が破壊されて歯を支えることができなくなってしまう。

歯が抜ける理由は?

子供の歯が抜ける理由って?

赤ちゃんが大人に成長するにつれて、頭や顎の大きさはだいぶ変わってきます。ところが歯の大きさは変わることがありません。

 

歯は歯茎に隙間なく並んでいなくては、その役割を果たすことはできません。ですから顎が成長してその大きさに歯が合わなくなった頃に、古い小さな歯が抜けて、新しい大きな歯が生え変わる必要性が出てくるのです。

大人の歯が生えそろう頃には顎の成長も止まっているので、それ以上生え変わる必要がなくなるのです。

大人の歯が抜ける原因って?

年齢が上がるにつれて歯の喪失率は上がりますが、その殆どが虫歯・歯周病が原因です。
歯磨きを疎かにするとプラーク(歯垢)が発生し、そこから産出される毒素が歯周病を発生させたり進行を早めたりします。
すると歯周ポケットができてそこにプラークが溜まり、さらに歯周ポケットを深くして…という悪循環が起きます。最終的には歯を支える歯根膜や骨が溶けて、その結果歯が抜けてしまうのです。

 

また歯ぎしりやタバコ、甘い食べ物も歯周病の進行を早める原因になります。

歯に良いこと、歯に悪いことを知ろう!

歯にとってよいこと

できれば朝、昼、夜ごはんの後に歯磨きができれば一番いいのですが、仕事や学校で歯を磨けないこともあるかと思います。最低でも朝と夜はしっかり時間をかけて磨くようにしましょう。歯磨きができない場合、唾液の分泌を増やすキシリトール入りのガムを噛むとよいですね。

 

また栄養バランスの取れた食事をよく噛んで食べることは、歯を丈夫にする上、唾液の分泌を促します。
ストレスを溜めると唾液の分泌が減るので、ストレスフリーな生活を心掛けたいですね。また適度な運動は血行をよくするため歯周病にも効果があります。

歯にとって悪いこと

歯をキレイにしたいからと、研磨剤入りの歯磨き粉でゴシゴシ強く擦ったり、ホワイトニングを頻繁に行ったりすると、知覚過敏の原因になってしまうことがあります。

 

また喫煙する人はしない人に比べて歯周病にかかりやすいというデータがあります。タバコに含まれる成分が歯肉からの出血を遅らせたり、歯肉を硬くしたりするので、歯周病になっても気づきにくいという一因があるのです。

 

口呼吸をすることも、唾液の分泌を減らし、結果的にプラークが溜まりやすくなるので歯にはあまりよくありません。鼻が詰まって口を開けないと眠れないという人は、きちんと耳鼻科で治療しましょう。

まとめ

歯にとっていいこと、悪いことについて知って意識するだけでも、長い目で見れば大きく変わってくると思います。

 

数十年後、おいしいものを自分の歯でおいしく食べる、そのために今できることしておけば、きっと後悔しないはずです。